2025年第2回のふりかえり

・問 

どう働いたら(生きたら)納得するのか?


・問いの背景 

友人が転職したいと言っている。

話を聞いたところ、友人は仕事全体が嫌なわけではなく、

その仕事に発生する「ブルシット・ジョブ」(自分がやらなくてもいい、めんどくさい仕事)に時間を費やすのが嫌な様子。

でも、転職したところで「ブルシット・ジョブ」はある程度あるのではないか?

どう働いていたら納得できるのだろうか?


問いを出した参加者にとって、働くことは生きることでもあるとのことで、「どう働いたら(生きたら)」の形にしました。


・当日の写真など


仕事をする上で大切にしているものがあるという参加者たちの意見を、興味深く聞きました。

自分の正義(仕事のサービスを受ける相手にとって最良のものを追求し、提供する)に則り働きたいという人や、

仕事を通じて社会にプラスの感情を増やしたいという人、

可変的な価値ではなく、不変的な価値に基づき揺らがずに働きたいという人など。


それらの大切にしている価値観は、その人の善性に繋がっているように感じられ、いいなぁと感じました。


一方で、特に信念がなくても、日々に満足して仕事ができているし、仕事がもし無くなったとしても自分の価値は下がらないという参加者もおり、それもすごく強いことだな感じました。


そのほか、仕事は常に他者の視点や評価を感じざるにはいられない(稼ぎや社会的地位など)部分が、納得や満足を失わせてしまう要因となっていて難しいという話や、

どんな仕事も、豊かさを増やす時間と馬車馬のようにタスクを処理する時間がある、という話などが出ました。


来ていただいた皆さんありがとうございました!



追記:今回は美味しそうなパン屋が近くにあったため、パンをつまみながらの対話でした。

ありとぷら

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